気圧・前線

気圧について

 気圧・・・空気が地面を押している力のこと。私たちの体も気圧を受けている。気圧は標高が高くなるにつれて低くなっていく。 気圧が周りに比
      べて高い場所を高気圧、低い場所を低気圧という。
 高気圧・・・天気図では「」という文字が数字とともに記される。その数字は気圧の値を示している。
 低気圧・・・天気図では「」という文字が数字とともに記される。その数字は気圧の値を示している。

前線について

 前線・・・気温や湿度の異なる空気のかたまりがぶつかり合う場所のことで、前線では上昇気流が起こるため 通過すると雲が発生し、雨を降らせ
      ることが多い。
 温暖前線・・・温かい空気のかたまり(暖気)と冷たい空気のかたまり(寒気)が同じ方向に進み、暖気が寒気の上にゆっくりとかぶさっていく
        ように移動している前線のこと。この前線が近づくと最初は上層に雲ができ、次第に下層にもでき始めて乱層雲などができ、雨を
        降らせることがある。
 寒冷前線・・・冷たい空気のかたまり(寒気)が温かい空気のかたまり(暖気)を持ち上げて積乱雲を作り雨を降らせることが多い。寒冷前線が
        通過すると気温が一気に下がるのも特徴の一つ。
 停滞前線・・・あまり動かない前線のことで6月頃に日本列島にかかっている停滞前線は「梅雨前線」とも呼ばれる。日本の周りにはいくつかの空
        気のかたまり(気団)があり、寒気団暖気団のぶつかり合う場所でできる。冬には寒気団が強くなり南にでき、夏には暖気団が
        強くなり北側にできる。
 閉塞前線・・・寒冷前線が温暖前線よりも速く移動するため、前線同士が中心からくっついていきできる前線のこと。地表付近では寒気に覆われ
        て暖気が上空に移動するため、大気は安定していく。最初は雨を降らせることはあるが次第に雲が晴れていく。

天気の変化の動画

2024/7/14
高知市から北向きの動画
〈気圧変化による天気の変化〉
午前中はほとんど中層より高い雲が分厚く空を覆っているのが見られる。10時ごろから下層に雲ができ始め、12時から15時の間で下層に雲が多くでき始め、 大雨を降らしている。その後また気圧が上昇し始め、18時を過ぎたあたりで雲が少しずつ晴れてきている。
 
この日の高知市の気圧の変化
6時:1012hPa 9時:1012.8hPa     12時:1013.5hPa 15時:1013.0hPa   18時:1013.8hPa 21時:1014.3hPa
 
 
 
 
 
2024/11/2 
高知市から北向きの動画
〈寒冷前線通過に伴う天気の変化〉
低気圧の勢力下にあり、午前中から昼過ぎまで乱層雲が空全体をおおっており雨を降らせている。15時以降気圧が上昇していき、 それと同時に乱層雲が晴れていき青空が見えている。寒冷前線が通過すると直後は天気が不安定になるが、 すぐに天気が回復することが多い。この日はその通りになっている。
また、晴れてから積雲ができてそれが その場でできては消えてを繰り返している。このように積雲が動かないときは晴れが続くことが多い。
 
この日の高知市の気圧の変化
6時:1010.9hPa 9時:1008.2hPa     12時:1003.9hPa 15時:1003.9hPa   18時:1008.2hPa 21時:1010.9hPa

2024/11/2の天気図 6.9.12.15.18時 
(気象庁より引用)

2024/11/10 
高知市から北向きの動画
〈下り坂の天気における雲の変化〉
天気図を見ると、午前中は高知県には高気圧がかかり巻雲、巻層雲、高積雲が見られ、青空もよく見えている。 巻層雲がだんだん分厚くなり、高積雲に変化していっているのがわかる。 午後になると、低気圧が高知県にかかり、気圧が下がり高層雲の不透明雲ができている。
 
この日の高知市の気圧の変化
6時:1023.0hPa 9時:1023.4hPa     12時:1020.7hPa 15時:1019.7hPa   18時:1019.7hPa 21時:1019.7hPa

2024/11/10の天気図 6.9.12.15.18時 
(気象庁より引用)

2024/12/12 
高知市から北向きの動画 
〈西高東低の気圧配置の日の雲〉
朝は10時ごろまで雲がほとんど見られなかったが、その後9時から12時の間に気圧が下がり 層積雲が北の空から季節風にのって流れてきて、空全体をおおっているのを見られる。その後は15時から18時の間で気圧が上がり始め、 層積雲が一気になくなっていっているのが確認できる。
 
この日の高知市の気圧の変化
6時:1018.2hPa 9時:1019.6hPa     12時:1018.5hPa 15時:1016.5hPa   18時:1019.2hPa 21時:1020.4hPa

2024/12/12の天気図 6.9.12.15.18時 
(気象庁より引用)

2024/12/25 
高知市から北向きの動画
〈高気圧に覆われた日の雲〉
この日は1日中高気圧がかかっており、1日を通して天気のいい日。9時から12時の間で気圧が下がったときに、 高い空に巻雲があらわれたジェット気流にのって西から東へ流れている。16時頃に北の空に層積雲ができ始めた。 高気圧から吹きだす風の影響で西から東へ流れている。
 
この日の高知市の気圧の変化
6時:1027.5hPa 9時:1028.6hPa     12時:1025.9hPa 15時:1024.0hPa   18時:1023.7hPa 21時:1023.8hPa

2024/12/25の天気図 6.9.12.15.18時 
(気象庁より引用)

雲の種類による天気の変化

サービス1
積雲の並雲
積雲の並雲が動かずその場にとどまっていると天気が安定しており、晴れが続く。 逆に積雲の並雲が次々と流れていっていると雨になることがある。
サービス1
飛行機雲
飛行機雲がすぐに消えていると晴れが続き、雨になる心配はない。すぐに消える場合大気が乾燥している。 逆にずっと残っているときや、大きく成長していっている場合は空気が湿っており天気が悪くなる
サービス1
高積雲の隙間雲
高積雲の隙間雲の隙間から見える空がきれいな青空でこの他に雲が見られないときだと、その後天気は安定していく。 高気圧が近くにあり、雲が晴れていくこともある。
サービス1
高積雲の波状雲
高積雲の波状雲があると天気が悪くなることが多い。波状雲ができるときは風が強くなっており天気の変化が速くなる。 雲片の間から見える空が青空の時はすぐに悪天候になることはないが、雲が低く大きくなると雨を降らせることもある。
 
サービス1
巻積雲の層状雲
この写真と違い巻積雲の層状雲が空一面に広がっていると天気が悪くなることが多くある。この雲が大きく成長しだすと 天気が悪くなっていくことが多い。また、この雲の下に雲ができはじめると天気が悪くなることがある。
サービス1
ハロ
ハロが見られると低気圧が接近していることが多く、そうであると天気が悪くなることが多い。 ハロが見られる巻層雲が分厚く成長しだすとすぐに天気が悪くなる。下層に雲が発生していかない場合は天気は安定したまま続くこともある。
サービス1
積雲の扁平雲
積雲の扁平雲が見られるときは、雲の上に高気圧がかかっていることが多く雲が上方へ成長できずに扁平雲となる。 この時は高気圧が張り出しているため雲が消えていくことが多いため、晴れが続くことが多い。
サービス1
夕焼け
赤い夕焼けが見えるときは、西の空に雲がなく太陽の光があたることで見える。そのため、その後は西の空から 雲がなくなっていき晴れていくことが多い。