雲について
十種雲形とは、雲を形や高さによって大きく10個の種類に大別したものです。
・上層:巻雲、巻積雲、巻層雲
・中層:高積雲、高層雲
・下層:積雲、層積雲、層雲
・中層-上層:乱層雲
・下層-上層:積乱雲
(イラストACより引用)
〇十種雲形は形状や並び方などの視点で「種」、「変種」、「部分的な特徴」、「付随雲」としてさらに細かく分けられます。
・種:雲を見た目の形で分類したもの
・変種:雲をその並び方や厚さで分類したもの
・部分的な特徴:雲の一部分の特徴的形態のこと
・付随雲:雲の本体とは別物の通常よりも小さい雲のこと
ここでは「種」を(種)、「変種」を(変)、「部分的な特徴」を(部)、「付随雲」を(付)と表記します。
※1つの雲が同時に2つの種に属することはありませんが、その他の変種、部分的な特徴、付随雲は同時に存在することがあります。
〇雲のでき方
雲は水蒸気を含む空気のかたまりが冷えることによって 飽和となり水滴となって現れることで雲ができます。
ほとんどが 上昇気流によって空気が冷えることにより。持ち上げられた空気が上空で気圧が下がることにより膨張することで温度が下がり雲になります。
上昇気流がおこる要因は主に四つあります。
一つ目は太陽が地表面を温めることによって空気が温まり上昇気流が起こり空気がもちあげられま
す。
二つ目は山の斜面を登っていくことで起こります。
三つ目は風のぶつかり合う収束帯で空気の行き場がなくなり上昇します。
四つ目は前線
で起こります。寒気は重たいため暖気が持ち上げられることによっておこります。
雲のできる要因は上昇気流によるものだけではなく、夜間の冷え込みや冷たい空気が流れ込むことによってもできます(例:層雲)。
〇観察の仕方
雲を観察するときのコツとして街中のように建物が多くあったり電線などのある場所では空をきれいにみられないため
建物の屋上や 展望台
などの広く空を見られる場所で観察するときれいに見ることができます。
より身近な場所として 学校のグラウンドなどがあります。見たい方角
の空と反対の端から見ることによって広く空を見ることができます。
私の個人的に好きな観察場所としては 歩道橋の上が空を広く見ることがで
きて好きです。
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